曇り時々雨の天気予報は見事に外れ、那覇空港に降り立つと射すよう日差しと蒸し暑さ。
後で地元の人に聞いたのだが、沖縄の梅雨の後半は晴れることが多く、降ってもスコールが多いらしい。 宿泊先は、個人的には地元の人と打ち解けられそうな小さな民宿がよかったが、乳飲み子を連れていることもあり、家族向けのサービスが充実したルネッサンスビーチリゾートを選択した。 建物の造りには古さを感じてしまうものの、手入れがよく行き届いておりスタッフの対応にも好感がもてるものであった。 初日,3日目はホテルのビーチを満喫し、2日目は、沖縄はお気楽リゾートだけではないことをyoheに教えるために慶佐次川のヒルギ(マングローブ)をカヌーに乗って見に行くエコツアーに参加した。 簡単なレクチャーを受けて早速、二人乗りカヌーに乗り込む。 カヌーの操作は慣れてくると思ったよりも簡単で面白い。 慶佐次川をガイドさんの話を聞きながら、ゆっくりと漕いでいく。 マングローブの根元には、シオマネキやミナミトビハゼが潜んでいる。yoheはそれらを見つける度に大きな声で教えてくれる。 充実したエコツアーであった。 2日目の夕食はホテルを離れ、昔ながらの琉球料理を食べさせてくれる、"ふるかた"という小料理屋へ行く。 ここは、6年前友達夫婦と4人で来たときにホテルで教えてもらった所。公設市場で食べたチャンプルがいかにいい加減だったかがよく判るくらいに旨いチャンプルを食べさせてくれて虜になり、次回沖縄に来るときにも来ようと決めていたところ。 手間隙をかけて作られた料理は相変わらずおいしかったが、 "昔の沖縄はこのくらい手間隙をかけなければ、食べるものがないくらい貧しかったんだよ" という言葉が印象に残っている。 yoheには、この他にも戦争の話や基地の問題も教えてやりたかったが、空港とビーチリゾート間を高速道路で移動してしまうとそんなきっかえさえ見当たらない。滞在中も軍用機を見ることはなく、沖縄に基地があることは昔話であったような錯覚に陥る。 本当に昔話になるのはいつのことなのだろう? 最終日前日のきれいな夕焼けを見ながらそんなことを考えてみた。
by m_matsukawa
| 2006-06-23 20:09
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