住宅ローンを完済したということを少し前に書いたが、その後、銀行から配達証明で"抵当権抹消書類送付のご案内"という書類一式が届いた。 それによると現在、自宅には銀行(正確には保証会社)に抵当権が設定してあるのでこれを法務局に行って抹消して下さいとのことらしい。 思い返してみると、ローンを組んだ時に自宅に抵当権を設定するのに同意する旨の書類にサインをしたような・・・・ しかし、設定する時は法務局への手続きを勝手にしてくれたのに、抹消するには客自ら法務局へ行って手続きせよとは、相変わらず世知辛い。 (そうか、もう客ではないのでこんなに世知辛いのか) そもそも、抵当権をどうのこうのなんていう話は、学校では教えてくれなかった。こんな大事なことなのに。たしかあれは、"ナニワ金融道"を読んで覚えた。最近の小学生は、株の真似事をネットでしたりしているらしいが、抵当権や根抵当権、連帯保証人・・・なんてことを勉強した方がいいように思う。 話がそれてしまったが、その書類には、抵当権を抹消するには、法務局に行くか、司法書士事務所に手続きを依頼するようなことが書いてあったので、8月で平日の休みもあることなので自分で法務局に行って手続きをしてみることにした。何事も経験、経験。 まずは、ネットで検索。 世の中に住宅ローンを完済した人は、星の数ほどいるはずなので抹消を自分で手続きした人もいるはず、と思っていたらやっぱりかなりの数がヒットしました。 いくつか見て、分りやすそうなところを参考にさせていただきました。 まずは、どこの法務局に行けばいいのかを法務局のサイト法務局のサイトで確認します。 次に必要な書類を確認します。 銀行から送られてきたのは、 1)登記済抵当権設定契約証書(兼 解除証書) →抵当権を設定した時の契約書(10年前の筆跡が恥ずかしい) 最後のページに法務局の登記済みの赤い印と"解除しました"のゴム印 保証会社印が押されています。 2)代表者事項説明書 →ちゃんとした登記された会社であることの証明? 3)担保抹消用委任状 4)印鑑証明書(委任状に押された印) 足りないのは、抵当権抹消登記申請書だけのようです。 法務局のサイトから抵当権抹消登記申請書をダウンロードして必要事項を記入します。 後は、法務局に持っていくだけです。 法務局の相談窓口で、少し怖そうなおじ様に書類を渡して確認して もらいます。うちの場合は、所有権を分割して8/10をオイラ、2/10を妻に設定しているのでその部分の修正が一部ありましたが、それ以外はO.K. 修正後、再度提出。連絡がなければ2日後の午後取りに来るように言われてその日は、おしまい。 2日後の午後、再度法務局に受け取りに行き、登記完了証を貰って完了。 念のために謄本を取って、抵当権が抹消されたことを確認しました。 10年前、銀行に言われるがままに、抵当権の登録を司法書士事務所に代行して貰ったときに支払った費用が29,900円。 今回支払った費用が、抹消登記申請書に貼った印紙代2,000円、確認のための謄本を取るときに貼った印紙が2,000円の合計4,000円。 知らなかったとはいえ、素人でもこんなに簡単に出来てしまう内容に30,000円とは、・・・考えさせられる結果でした。
by m_matsukawa
| 2008-08-13 22:16
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